腰痛とはおすすめ度
★★★★☆
これといった治療方法が確立されていない「腰痛」。
本書ではその腰痛の原因と診断、症状、治療や手術、予防を「なぜこうなるのか、なぜこういうことをしなければいけないか」といったことを、イラストをいれながら説明しているので、腰痛もちの方にとっては手助けになる一冊と思います。
概要
背骨はもともとカーブしており,その自然のカーブを保つ『LLST療法』が科学的に正しい治療法だと強調する
腰痛は人類の抱える宿命的症状で,その予防法と治療法を説く"腰痛克服本"は巷間に溢れる。本書の内容のうち,「腰のしくみ」「腰痛の原因」「自己診断法」などは類書と大差ない。だが、著者の薦める「LLST療法」という考え方は,整形外科とリハビリテーション科での長いキャリアが裏打ちする科学的治療法として,注目に値する。
従来、腰痛は腰椎(背骨の腰の部分)の前彎(前に出たカーブ)が強くなるため起こると考えられ、このカーブを減らせばよいとされてきた。だが最も多いのは,原因がよく分からない「腰痛症」で,大半は,前屈みになると痛みが強くなるタイプ。従って,予防も含め腰痛の治療には,むしろ腰椎前彎を保つ「LLST療法」が適切だという。日常生活の中で小道具を使って腰椎前彎を保つヒントが,数多く提示されており,「腰痛のベテラン」が読むのに耐えうる一冊。著者自身,腰痛で手術を受けた経験を持つだけに,説得力を持つ。
内容(「BOOK」データベースより)
がまんのできない腰の痛みや慢性的な不快感そして足のしびれ…。腰に負担のかかる仕事が多い現代社会では、このような症状を訴える人が急増しています。本書では、腰痛を引き起こす原因を示し、その治療法や日常生活での適切な対処法など、腰痛を克服するためのポイントをわかりやすく解説しています。
内容(「MARC」データベースより)
日常生活の改善やストレッチによる予防などのケアでよくなる腰痛から、手術を要する危険な腰痛まで、症状のタイプ別に原因・治療法・予防法などを専門医がわかりやすく解説する。