ヘミングウェイにとってのパリとは? おすすめ度 ★★★★★
ヘミングウェイが1920年代に新聞社特派員として過ごし,作家の道を決めた街パリを,彼が住んだ場所や通ったカフェ,レストラン,本屋などと共に紹介.パリを舞台にした小説「日はまた昇る」に登場する場所を辿って作品を追体験します.ヘミングウェイにとってこの街がいかに特別だったかがよく分かります(パリ解放の際彼は私兵を率いてホテルリッツへ駆けつけたそうな).写真が豊富で解説も充実しているので,眺めるにしても読むにしても楽しい本です.この本を読んで「日はまた昇る」と「移動祝祭日」を再読したくなりました.
概要
円安、不況と日本経済は深刻な状況下にあるが、日本女性の海外への渡航熱はまだまだ冷めてはいない。なかでもパリは永遠の都となっている。そのパリへのアプロ-チを作家ヘミングウェイをとおして行う新しいタイプの実用ガイドブックです。ヘミングウェイが愛したパリ。その足跡、匂いを、ゆかりの地にめぐる一冊です。そしてヘミングウェイ研究の第一人者・今村楯夫氏(東京女子大学教授)の書き下ろしエッセイと、パリ在住の写真家・小野規氏の撮り下ろし写真で構成。また独自のパリ取材で実用的なガイドブックとしての機能を大幅にアップしています。見やすい地図でパリの散歩を楽しむ本です。もう少し内容に触れると、パリ時代のヘミングウェイを、テ-マ別に当時の写真とともに掘り下げ、ホテル・リッツとのエピソ-ドなどを紹介しています。加えて、モパルナス、カルチェ、ラタン、サンジェルマン・デ・プレ、セ-ヌなどの詳細な地図と写真を掲載。そして現在にヘミングウェイが生存していたらきっと行ったであろう、という場所を徹底取材しました。誰も知らないパリ、とっておきのポタリング・ガイドとしてちょっと知的なパリ散歩の本になりました。
内容(「BOOK」データベースより)
誰も知らないパリ、とっておきのポタリング・ガイド。ちょっと知的なパリ散歩の本。E.ヘミングウェイがこよなく愛したパリを満喫する。
内容(「MARC」データベースより)
小説「日はまた昇る」「移動祝祭日」に描かれたパリを求めて、20年代のパリを再発見し、現代のパリを確認。E.ヘミングウェイがこよなく愛したパリを紹介した、ちょっと知的なポタリング・ガイド。〈ソフトカバー〉
出版社からのコメント
文豪ヘミングウエイがこよなく愛したパリ。ホテル・リッツとのエピソードやモンパルナス、カルチェ・ラタン、サンジェルマン・デ・プレ、セーヌなど詳細な地図と写真で徹底ガイド。
|