観光名所めぐりとしてはともかく、カロリーヌシリーズのなかでは比較的盛り上がりに欠けるエピソードかも。たしかにひょうのピトーが飛ばされていってしまうのは大事件なのですが。。。それはピトー自身の心の揺れー心細かったなりに実は結構楽しかったりしてーといったようなことが書かれていないからだと思います。お話もカロリーヌの両親への手紙や電報といった形をとっているので、ほかのシリーズとは趣がちがっています。ひとつだけ気になったのはルーブル美術館の日本人観光客親子の描き方です。(お話にはでてきません。)お父さんはスーツきてお母さんは着物着て女の子は小学校の制服モドキにランドセルきておじぎしてる!こんないでたちでルーブルにいく日本人の親子なんて今も昔もいないでしょ!に。日本人のイメージってフランスではこうなるのねーという点では興味深いけれど、しかしこれもうちょっとなんとかなりません??
知識も身に付く!おすすめ度
★★★★☆
カロリーヌ達がパリで観光名所をいっぱいまわります。
ルーブル美術館やエッフェル塔、コンコルド広場・・・でも観光よりもピトーを助けるのにみんな必死!
風船にのって風にとばされちゃうというストーリーもかわいいです。
私が子供だったときに読んだカロリーヌのお話でピサの斜塔は斜めでいいこと、メープルシロップを雪のうえにたらして食べること、ココアにパンをひたして食べること・・・など、色々なことを知りました。
知識を楽しく身につけることもカロリーヌならできちゃうんですね。
概要
パリを訪れたカロリーヌたちは、モンマルトル、ノートルダムと毎日観光に大忙し! でも、カロリーヌたちの行くところにハプニングが起こらないはずがありません。ピトーが風船と一緒に飛ばされてしまって…。