すべてがドラクロワおすすめ度
★★★★★
「画文集deドラクロワ入門!!」という帯の文字のとおり、
この本は、絵だけでなく文章までもがドラクロワのものだ。
絵と一緒に、ドラクロワの日記、書簡などの文章が引用されている。
ドラクロワがどんな思いでその絵を描いたのか、また彼にとっての芸術がどんなものなのかがよくわかる。
この本は、絵入り詩集のようでとても親しみやすい。
初心者にはもってこいの本だけれど、それなりにドラクロワについて詳しい人が読むのも良いと思う。
よくあるドラクロワ本では得られない、新鮮で斬新な発見が得られる。
概要
画文集deドラクロワ入門!!「彼こそはフランスでもっとも美しきパレット」「我々はすべて彼の中で描いている」近代絵画の父セザンヌにかく言わしめた色彩の魔術師のあらたなる饗宴への誘い。
内容(「MARC」データベースより)
絵画にとって最も大事なことは、眼のための饗宴であるということだ-。近代絵画の父セザンヌをして「我々はすべて彼の中で描いている」とまで言わしめた色彩の魔術師・ドラクロワの作品と、彼自身の言葉との新たなる饗宴。