大きく見やすい写真。順を追った作成過程。わかりにくいトレースの様子を写した写真・・・等、誰でも安心して石けん作りが出来るよう配慮されていて、初めての人でも安心して石けんを作れる本はこれしかないでしょう。
また、それに続いて、石けんに加える色・香り・効能別のオプション案の紹介や油によってどのような石けんが出来るのかというような詳しい項目もあって、石けん作りをしていた人も更に石けん作りの世界への興味を増してくれる1冊ではないでしょうか。
石けんを作るならそばに置いておきたい本です。
この先ずっと石けんづくりのバイブルとしたい一冊おすすめ度
★★★★★
そもそも私は「例えどんなものでも手づくりなら肌に優しい」などとは全く思っていませんでした。
常に「なぜ、このレシピ(配合)なのか?」ということが疑問でした。
たくさんの人が石けんづくりの本を書かれていて、
それ以上にレシピもたくさんありましたが、
どれもこれもビビビッとくるものがなかった…。
「このオイルを使うとしっとりする」という程度のちょろっとした説明では
自分の中のもやもやが解決されなかったからです。
だから石けんを作り始めるまでにすごく時間がかかりました。
この本に出会って、ようやく自分なりに納得でき、
石けんを作り始めることができました。
その後も、多くの方の本を読んでみましたが、
この本以上に共感できる本には未だに巡り会っていません。
私の石けんづくりのバイブル。とにかくおススメの一冊です。
石鹸が好きになる本おすすめ度
★★★★★
素晴らしく、楽しい石鹸レシピの本です。作り方、材料の説明が写真付きで細かく記載されています。石鹸作りが初めての方はもちろん、石鹸作りのことを知っている方にもお薦めの本です。特に手馴れた方向けへの石鹸作りに使用する油の使用法、特徴、仕上がった時の効果の説明は本当に役に立ちます。著者自身のレシピや個性的な石鹸を作るためのアドバイスも多々紹介されていますが、この本を元にオリジナルレシピを簡単に作成することも出来ます。この本を読めば自分にあった石鹸をきっと手作り出来るようになるはずです。カラー写真が豊富で視覚的にも大変楽しめます。前作の「お風呂の愉しみ」と合わせて読むと一層石鹸作りへの理解が深まるかと思います。ただし、前作と内容が重複している部分もあります。
自分の意見を持っている人向け?おすすめ度
★★★★★
初心者には石鹸作りの基本的手順&道具が写真付きで載っているのでオススメです。
経験者には色々なオイルの性質が載っているのでオススメです。
ただ著者の個人的意見が見え隠れする所もあるので、ある程度自分の意見を持っている人=他人の意見に左右されない人向けかとも思います。
こう書いてあるから絶対こうなんだ!と思ってしまう人には向いてないかも。
概要
「肌が乾燥して、かゆがってむずかる小さな孫のためにオリーブ石けんを作ったら、かきむしることがなくなり、機嫌がよくなりました」
「生まれつきだと思っていた娘のボサボサ髪に、天使の輪ができました」
12歳から80歳まで、著者の前作『お風呂の愉しみ』に多くのうれしい声が寄せられた。そこで「石けんの作り方に関する部分を取り出して、技術的なところをさらにわかりやすく説明し、これまで寄せられた質問に詳しく答える」ためのテキストとして本書は生まれた。 初級者用の「オリーブ石けん」、中級者用の「牛乳石けん」「変わり石けん」「卵石けん」、上級者用レシピのほか、それぞれの材料や用具について多くのカラー写真とともに詳しく説明。特に上級者向けに上質の石けんを作るのに欠かせない油の知識を具体的な商品に沿って解説した部分は、詳しいデータもあり、さながら理科の教科書のようでもある。
ナチュラルでおしゃれな写真を見ているだけで心和むが、全体的に内容は中級者以上向け。初級者は、著者の前作『お風呂の愉しみ』や、小幡有樹子の『キッチンで作る自然化粧品』から入る方がおすすめ。(松本肇子)