ソフィーの耽美的な美しさが好きで、この映画を購入しましたが、内容がフランス的ですごく好きです。いたるところにアンニュイがちりばめられているにもかかわらず、幼い時の傷を負った登場人物が愛で再生を求める内容が、たまりません。最後は、残念な結末に終わってしまいますが、それも、フランス映画のいいところ。愛を求め、再生を願う二人にとって、海は帰るべき場所であることを、物語っています。
お気に入りフランス映画おすすめ度
★★★★★
DVDショップでもレンタルショップでもこのDVDが何でH系のところに
並んでいるのか理解できない。ポーラXがフランス映画という欄に
並んでいる店でもなぜかこの作品だけH系の棚にあったりするんで
最初なかなか見つからなかった。
ミッションクレオパトラやゲーマーといった最近のフランス
映画にハマッている人には少し難解かもしれないが、
エマニュエル・ベアールの美しき諍い女とかが好きなら
この作品を楽しめるだろう。
私が最初に映画館で見たフランス映画がこれだった。今でも
お気に入りの作品の1つだ。
これが、人間の表現の限界か?おすすめ度
★★★★★
日本語の表現力の無さも実感した。
水戸黄門レベル以上に、ここ数年のハリウッド映画や日本映画レベルで
特に、娯楽を重視した物しか見て居ない人には難しすぎるだろう。
途中で投げ出すかもしれない。
俳優や監督や脚本家や原作うんぬんでは無く、さらなる挑戦を誰かがすることを期待したい。
本来の表現の方法は同じものでも無限にある。
5.1chのDTSなどやTHXなどの技術を使わなくても、モノラル音声でも表現力があればまた、
それを理解出来れば何倍も価値があるはず。
技術に偏った過剰な演出と過剰な音響効果で目をそらしている作品が多すぎると思う。
原点に立ち返って、このレベルの作品と最新の映像技術と音響技術を組み合わせた物を作って欲しい。
また、そういう作品を見てみたい。!!
楽しみ方はいろいろあってよいおすすめ度
★★★★☆
この映画を見て、難しいと思ってしまう人はおそらく「水戸黄門」に慣れすぎてしまっているのだ。残念ながら、最後まで印籠は出てこない。
何度も見ても、その都度異なった自分なりのストーリーができあがるだろうし、またストーリー化されない残余が残るだろう。リュカの脳病なんてなくともストーリーは成立しうるだろうし、リュカ、ブランシュの幼児期の体験についても同様。あるいはあの小人風のギャルソンだって。監督に何らかの伝えたいメッセージがあると仮定し、それを読み取ることが映画を見ることだとしたらつまらなすぎる。
この映画はそのようなストーリーなし(全くないとはいわない)でも十分楽しめるようにできているいるのだ。あるいは単純にソフィー・マルソーの肉付きのよい体を楽しむだけでもいいではないか。
何通りも楽しみ方があるし、何度見ても新鮮。そんな映画です。
難しい作品おすすめ度
★★★★★
原作本を読んだが、内容もアンジェイ・ズラウスキーがアレンジして大幅に変わっている。アンジェイ・ズラウスキーとソフィー.マルソーコンビの映画として見る事も出来るし、ルノードー賞受賞作品の映画化として見る面白さもある。
概要
コンピューター技術者のリュカは、なぞのウィルスによって言葉を失っていく病気に冒されていた。ある日彼は美しい超能力者ブランシェと出会い、互いに惹かれあう。そしてリュカはブランシェを旅先まで追う…。 パリを舞台に、宿命的に出会った男と女の、常軌を逸したラブ・ストーリー。監督は『狂気の愛』や『ポゼッション』など、異色の恋愛劇に定評あるアンジェイ・ズラウスキー。全編に流れるアンニュイでメランコリックな雰囲気が、愛のもの悲しさにぴったりだ。また『ラ・ブーム』でデビュー以来アイドル少女だったソフィ・マルソーが、エキゾチックな衣装を身にまとい、エロチックで壮絶な演技を見せる。ブランシェとリュカは、昼のない愛の生活へとのまれていき、真実の愛を知ることになるのだが、その結末は常人の目には悲劇に映る。(アルジオン北村)