ドワネル物最後の作品となるのがこの映画。ふらふらと毎回女から女へとわたってきましたが、今回もまたきれいな女性をつかまえます。しかしまた序盤からうまくいきそうにない予感が…。しかも昔の恋人まででてきて一体どうなることやら。昔の映像を引っ張り出し、アントワーヌ・ドワネルの人生を総括するかのようなこの映画。それだけに、アントワーヌには幸せになってもらいたいもの。しかしこの男、これだけ浮気癖があるのだから、次回作がもしあったとするなら、やはり別の女性に恋をしていたことでしょう。そういう意味では、ラブコメ的ハッピーエンドはないのかも?
とにかく!!おすすめ度
★★★★★
とにかく大好きなトリュフォー映画の中でも、最も好きな作品。
ラストにかかる曲はフランスでも大ヒットしたらしいけど、私も大好き!!
ロマンチストは絶対に見るべき!!
この映画を見て感動できる人は、本当の大人だと思う。
小説的だけど、映画だからこそ出来る、トリュフォーだからこそ出来た、偉大なるラブストーリーなんです!!
原題に注目!
おすすめ度 ★★★★★
この作品・・・原題が「L’AMOURE EN FUITE」ですよね?まあ、まさに「逃げ去っていく恋」なんですが、「EN FUITE」は「ENFANT」(子供)とのシャレなんじゃないのかな?まさに、子供時代の「愛」の問題を引きずり続ける主人公がイタイ!あと、トリュフォーならではの「狂気の愛」でもあるんでしょう・・・つまり「FOU(狂った)」とのシャレ・・・アントワーヌが差し出す、恋人の写真がイタイ!だって母親と同じ目の女性なんだもの・・・
概要
フランスの巨匠、フランソワ・トリュフォー監督の傑作選シリーズ第4弾。自らの恋愛体験を綴った小説を出版したアントワーヌ。妻・クリスティーヌとの離婚も成立した彼は、恋人・サビーヌの元へ急ぐが…。“アントワーヌ・ドワネル”5部作の最終章。
内容(「Oricon」データベースより)
フランスを代表する映画監督、フランソワ・トリュフォーが残した珠玉のラブストーリー。母との確執に道を誤った少年時代を経て、悩みながらも恋、結婚と人生を重ねてきた男を描く。ジャン=ピエール・レオーほか出演。