フランス映画好きは絶対見るべし! おすすめ度 ★★★★★
モニカ・ベルッチ、
スタニスラス・メラール、
演出
エンディングミュージック
すべてが美しすぎます。
タイトルがきわどいので手に取ることを躊躇してしまいますが、
モニカが身体で勝負していないところ、
無意味なアクションシーンがないところ、
観客の想像を掻き立てるようなシンプルな演出、
とにかく感動しました。
モニカ目当てで手に取った作品でしたが、
スタニスラスの陰のある演技は、久しぶりに「フランス映画」を観た!という心地よい気持ちにさせてくれました。
概要
『マレーナ』『アレックス』などで、新世代のセックスシンボルという地位をすっかり確立したモニカ・ベルッチが、ストリッパー役で出演した2000年制作のフランス映画。日本未公開。 仲間2人とともにスリを生業とする青年フランクは、ある日美しい女の財布を盗む。その女ローラはパリの裏町でストリッパーをしており、マフィアの恋人のために年老いたボスと寝ていた。ローラに関心を持ったフランクは財布を返しに行くが、そのために命をねらわれることに…。 台詞も音楽も少なめに進む、淡々とした展開のフィルム・ノワール。暴力もセックスも思わせぶりに語られるのみで、そういった向きを期待して見るべき作品ではないだろう。だがそんな演出の元でも、扇情的でありながら純粋さも感じさせるベルッチの表情、そしてフェロモンが匂い立つ極上のボディは、やはり大きな魅力を放っている。(安川正吾)
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