かっこいいジャケットで中でも一番目立つのがインディゴ地平線だと思います。初恋クレイジーなんて凄いいいきょくです。スピッツらしさが、随所にでた名盤じゃないでしょうか?
水色のイメージ。おすすめ度
★★★★★
スピッツの売れたアルバム。といえば、
前作ハチミツ、とこの『インディゴ地平線』でしょう。
他のレビュアーの方もおっしゃっていますが、
どちらかと言えばハチミツの方が評価、知名度ともに
高いのではないかなと感じています。
しかし、アルバムトータルとしての出来ならばこちらの方が上。
個人的にはそう思います。
1がまず凝ってる。今までのクリスピー、ハチミツ路線ではない、
面白さ。ちょっと大人な感じが入ってて好きです。
1もやや地味目な冒険でしたが、
その後もモノカラーな2や淡い色合いの3,4があって…
という感じに、アルバム全体が、淡いイメージの曲で
トータル的にまとまっていると思います。
ハチミツはどの曲も存在感がありますが、
バラバラのイメージでどんな曲順でもできますが、
逆にこのアルバムは全体のイメージが1つにまとまっているので、
この曲順であるからこその完成度があるのではないかなと
思います。
こちらはこの曲順だからこそ素晴らしいかなと思います。
スピッツの世界を駆け抜けるおすすめ度
★★★★☆
ジャケットのようにバイクで季節を駆け抜ける、そんな思い出をくれる素敵な一枚だと思う。全体的にもテンポ良く駆け抜ける印象があって、自分みたく一度はジャケットを眺めながら(そんな奴は居ないかもしれないが)夏の海辺に思いを馳せて欲しい。
只、全体的に平均値は高いもののこれだという曲が自分には無かった為、メインディッシュを欠いたような物足りなさが残るのも事実である。それは人それぞれの好みなので、リスナーによっては名作だらけのアルバムかも知れないし、或いはそんなアルバムが別にあるかも知れないが、全体的に綺麗過ぎてサビの盛り上がりに欠ける気がするのは自分だけだろうか(シングルでは渚のような感じ)。バイクで駆け抜ける夏の海沿いの道は漣の音に流されながら長閑な時間の流れとさわやかな風を感じさせてくれるが、時に大波や強風に目を向けるのも又旅人なり……といった感じか。
とは言え、勿論スピッツらしさは満点のわけで、何度聞いても飽きない仕上がりと構成は幅広いリスナーに支持を得られそうな気がする。
名曲揃い!おすすめ度
★★★★★
スピッツを代表すると言っても過言ではないであろう名曲「チェリー」や「渚」が収録されたこのアルバム。草野氏が手掛ける詩は変わらず心に染みるものがあり、アップテンポな曲からバラードまで、ジャンルも広い。私としては、一番好きなアルバムです!スピッツファンも、スピッツファンじゃない人も是非一度や聞いてみてほしいです。ちなみに個人的オススメは「初恋クレイジー」。
風おすすめ度
★★★★★
このCD全体のイメージは「風」ではないだろうか。
泥棒の駆け足、ビル風、草原を舞う風、電車かもしくは車などが通り過ぎるときに起こる風、谷間を吹き荒れる風・・・とにかく、アルバムのイメージを勝手に想像すると、そういう結論になった。
曲では、最後の「チェリー」がいいのは当たり前として、不思議に暖かい(6)「ナナヘへの気持ち」、谷をジャンプしちゃう(8)「バニーガール」、静かだけどどこか力強い(9)「ほうき星」、幸せな(11)「夕日が笑う、君も笑う」、そしてアルバム名になっている(3)「インディゴ地平線」がいい。
特定の曲・・・例えば「チェリー」や「渚」・・・に聞き飽きた時は、「早送り」を押したい気分を抑えて、アルバムを通して聴いてもらいたい。そうすれば、新たに好きな曲が生まれるだろう。
思い入れが深いですおすすめ度
★★★★★
前作「ハチミツ」の延長線上にある仕上がり。笹路正徳プロデュースのため、前作と比較されることが多いが、たぶん多くの人は「ハチミツ」の方が良いと答えるのではないだろうか。
しかし僕はこちらの方が好きだ。全体的なイメージとしては「ハチミツ」「明」に対し、「暗」の感じを受ける。が、マサムネの描く女の子像が炸裂している。「初恋クレイジー」「ハヤテ」「ナナへの気持ち」「バニーガール」などなど。
中でも「ナナへの気持ち」は、この頃ちょうど付き合い始めた彼女にダブらせて聴いてしまったため、今でも切なくなる(恥)。
骨太にたくましくなった今のスピッツからすると、リズムなどは弱いが胸キュン度で言えば、初期のアルバムにも負けない作品だと思う。ちょっと思い入れが強すぎか…(!)。
全体の流れがすばらしい★
おすすめ度 ★★★★★
スピッツの中でも大好きなアルバムの一つ。
個人的に気に入っているのは、「恋愛クレイジー」「ナナへの気持ち」「バニーガール」です。
この三曲は、自分の中での恋愛テーマ曲みたいになってたりする。
一曲目のイントロが壮絶に綺麗で、耳に入ったその瞬間から、スピッツワールドに引き込まれていく感じ。
マサムネさんの透明感ある歌声と表現力、そしてファンタスティックな詞には毎回驚かされます。
切ないメロディーも健在。
「渚」「チェリー」を含む全12曲。
一聴の価値ありです★
概要
スピッツが1996年に発表した7thアルバム。笹路正徳と本人たちのプロデュースによる、ポップでせつない世界観が完成したと言える傑作。「ロビンソン」などを収録してヒットした6th『ハチミツ』の後ということで、プレッシャーもあったことだろうが、各々の楽曲の完成度、アルバムとしての統一感など、確実に前作以上の作品に仕上がっている。先行シングルとして発表されていた<4><12>のみならず、どの曲がシングルカットされてもおかしくないほどのクオリティ、まさに捨て曲なし。<3>あたりにほのかに見られる実験的作風もバランスよく収まっている。(剛吉若寸也)
曲目リスト
1.花泥棒
2.初恋クレイジー
3.インディゴ地平線
4.渚 (グリコ・ポッキーCFソング)
5.ハヤテ
6.ナナへの気持ち
7.虹を超えて
8.バニーガール
9.ほうき星
10.マフラーマン
11.夕陽が笑う、君も笑う
12.チェリー