ウルフルズ(ulfuls)は、トータス松本(ボーカル)、ウルフルケイスケ(ギター) 、ジョン・B・チョッパー(ベース)、サンコンJr.(ドラム)の4名からなる 大阪府出身のロックバンド。
目次2 メンバー |
概要
1988年インド喫茶のバイト仲間で結成。その後ドラム担当が抜けたため、客としてライブに来ていたサンコンJrを誘い込み現在の体制に。(その時のバイト仲間にはダウンタウンの番組でお馴染みの構成作家・高須光聖もおり、後記の「ガッツだぜ!!」発売時にHEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMPの「誰やねん!?」コーナーに出演するきっかけとなる。)
1992年5月13日に東芝EMIからシングル「やぶれかぶれ」でデビュー。6月17日ファーストアルバム「爆発オンパレード」をリリース。
なかなかヒット作に恵まれなかったが、1996年に6枚目のシングル「ガッツだぜ!!」、7枚目のシングル「バンザイ〜好きでよかった〜」、サード・アルバム「バンザイ」が大ヒット、一躍脚光を浴びる。その年NHK紅白歌合戦に初出場(ただ、この時「『ガッツだぜ!!』の歌詞の一部が卑猥だ」として歌詞を変えるか問題となったが、結局そのままとなった)。ちなみに「ガッツだぜ!!」の大ヒットで所属レコード会社から金一封が支払われ、そのお金で所属事務所の社長らも入れて、みんなと飲み明かした。
1999年ジョン・B・チョッパーが脱退、3人体制となる。
一時期低迷したが、2001年に「明日があるさ〜ジョージアで行きましょう編」が大ヒット、人気が復活する。同年、吉本興業オールスターズとも言えるRe:Japanとのコラボレーションで再び紅白歌合戦への出演を果たした。
2002年「ウルフルズ10周年5時間ライブ!!〜50曲ぐらい歌います〜」にジョン・B・チョッパーが出演。
2003年6月1日日比谷野外音楽堂にて行われたフリーライブにて正式に復帰。再び4人体制に。ちなみに3人体制時、ライブやレコーディングを支えていたベーシストは延べ3人。順にチロリン(Chirolyn)、上野イチロー、高橋"Jr."知治の3人である。2000年以降現在まで、ライブはキーボードの伊東ミキオを加え、5人で行っている。
なお「ウルフルズ」のバンド名は、「ウルフ(狼)」と勘違いされやすいが、メンバーお気に入りのLPレコードのジャケットの帯にあった「ソウルフル」が改行のため「ウルフル」と読めたことが由来である。
このバンドの雰囲気、ノリはジョン・B・チョッパーの脱退時のコメントが全てを表している。
「音楽をやりたいわけでも、ベースをやりたいわけでもなかった。ただ僕は松本君たちと一緒にいるのが楽しかった。一緒にいれれば何でも良かった。でもそれでいいのかなと・・・」
そんな彼の脱退後、新ベーシストのオーディションも行ってはいたが、結局は不採用で3人体制でいたことがジョン・B・チョッパー復活という奇跡を生んだとも言える。
シングル「ええねん」は正にジョン・B・チョッパーの復帰を祝う曲そのものである。